2008年11月25日

元厚生事務次官テロはだれの問題か

容疑者が現れた、元厚生事務次官の連続殺傷事件。
テロが卑劣な犯罪であることは論を待たないのですが、それはそれとして、この事件の「よい影響」もあると思っていました。
この事件は「ショック療法」の役目を果たして、庶民の目から見てどうにも当事者意識が欠けている厚労省の官僚に対して、

  • 自分たちの仕事は、国民をテロにまで追い詰めることがあり得る→自分たちは、それだけ国民に対して重大な影響を及ぼしている
  • 自分たちの仕事の結果として、自分たちが被害を受けることがある→自分たちのやったことをきちんと説明しなければならない

ということを理解してもらうよい機会でした。

しかし、小泉容疑者のいま話している理由がそのまま通ってしまうと、これは単に頭のおかしい人間が起こした通り魔的な事件になってしまい、官僚は「これは不幸な事故。天災のようなもの」「自分たちは問題なかった」と考えるでしょう。

あるいは、すでにメディアで増えている、この事件と秋葉原の通り魔事件を同一視する扱い方では、この事件は「社会が悪かった。これは日本の格差社会/政治の問題だ」となってしまい、問題意識が分散してしまいます。

それでは、この事件の前後で世の中は何も変わりません。

そういった意味で、この容疑者には大きな失望と焦燥を感じています。

今日のチベットリンク:
亡命チベット人会議が開幕、運動方針の先鋭化も 写真5枚 国際ニュース : AFPBB News
タグ:テロ 官僚 政治
posted by xin at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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