2007年03月05日

阿国2007

okuni.JPGミュージカル阿国の初日を見に行きました。

前回同様、とてもよい舞台でした。
せりふの怪しい部分や動きのぎこちなさなどが目立つところもありましたが、それも初日の味です。

ただ、やはり前回(2003年)の舞台から変わっているところもあります。

この話は、「自由」な芸のパワーと、それが商業的・政治的に「囲われた」ものに取って代わられていく悲しさを描いているのだと個人的に思っているのですが、前回は「それでも自由は負けない」みたいな力強さを感じたのですが、今回はそれが弱くなっていたような。最後、江戸に走っていくシーンが、なぜか京都から逃げだしているように感じてしまいました。

おそらく、木の実ナナさんほか初演から出ているような「古い」人たちの動きが(年齢のせいか)少なくなっていて、その分「自由」のパワーがアピール不足になったのではないでしょうか。三九郎役の若松さんの、超人的な動きも減っていましたし。

その代わり、「二代目阿国」が象徴する「囲われた」芸が「囲われていても勝ちは勝ち」といった印象がでてしまったのではないかと。
たとえば、乞食の三郎左が遊女屋よしのの番頭になったあと。前回は、これでよかったのか、といった葛藤を三郎左から感じ取れたのですが、今回は案外さらっと流された感があります。

演出、という意味では、どちらがよいという話ではないのかもしれませんが、ちょっと気になりますね。主役の比重が阿国から二代目に移りつつあるような。

二代目阿国の大和田さんは、かなりよかったです。花がありますね。
上々颱風のファンとしては、二代目阿国で一番気になるのは「春風は夜河を渡る」を歌うシーンなのですが、たしかに元歌を歌っている西川郷子さんと比べるのはかわいそうとしても、自分の力量をわかり、無理に上手く歌おうとせず、自分なりに精一杯歌う、という感じで好感が持てました。

いちおう、あとの予定はないのですが、時間があればもう一回くらい見てみたいですね。
posted by xin at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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